text 【FGO】次に会える日が待ち遠しい 次に会えるのはいつになるだろう、と小さく呟いた。カルデアはもはや自分たちの手になく、これから先は尋問尋問尋問の繰り返しだ。故郷に帰れるかどうかすらわからない日々を過ごすのはさすがに不安だが、後輩の背中を思い出せば仕方がないと自然に背 筋が伸びた。 12月の末、もうすぐ... 2018.10.27 text
text 【Ruina】なんでもない(17/2 発行) 連れて行きたい場所があるから、と言ったのは嘘ではなかった。 キール山地を越えた灰の国には黄金色の草原があった。黄金色の草原と言えば幻想的な景色のようだが、端的に言えば麦畑である。 ただの麦畑だけれど、山の麓を埋め尽くすような黄金が延々と続いているのはため息が出るほど綺麗... 2018.10.26 text
text 【FGO】しんやのまもの(みすい) ぐっすり眠った以蔵さんの寝顔を見ることおよそ三分、わたしの手がすっかり解放されてから行動を開始した。 サーヴァントは人間より暑いとか寒いとかに耐えることが出来る。そもそも睡眠も娯楽とかなんとかだった気がするけれど、寝苦しそうに見える首巻きを取り去った。コートは話が盛り上... 2018.10.25 text
text 【FGO】こんやのまもの 新たにカルデアへ顕現したサーヴァントとは、親交を深めるために二人きりで食事を取ることにしている。最近ではすっかり絆が深まってから行うことが多くなってしまったが、それでも細々と続けている。 普段は書類や機材を乗せる台車だが、食事会の度にサービスワゴンとして活躍することになる。... 2018.10.25 text