※非公認二次創作 ※著作者及び制作会社・出版社・歴史とは一切関係ありません
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蝉が鳴いている。一匹や二匹などでなく、数え切れないほど多く。蝉時雨とはよく言ったもので、降り注ぐ声は確かに雨に似ていた。 がばと身を起こせば、いつもと変わらぬ本丸の朝がある。蝉の声に交じって、庭に水を撒く音。ぱたぱたと廊下を走る音。 隣の布団には、未だ穏やかな寝息がある。...
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